DRIVEN BASE

電子プラットフォーム

クルマに搭載されているさまざまな電子部品を連携し、車両全体のシステムを統合制御する、電子プラットフォーム。クルマの高度な機能を実現するためには、増加する電子部品や電子制御ユニット(ECU)などがスムーズに連携できることが重要です。また、クルマの機能拡張や、これから生まれる新たなサービスとの連携にも電子プラットフォームは必要不可欠な存在です。

特徴

容易な開発とスムーズな連携を実現

クルマの機能を支えるいくつもの電子部品やECU。ワイヤーハーネスが複雑につながるこれらの部品を、スムーズに連携させるために、論理アーキテクチャーに基づいた車両全体を統合する電子システムを提案しています。クルマの全機能について、目的や状態、装備といった視点から整理。これに基づき、関連するもの同士をドメイン分けし階層化することで、ひとつの変更が車両全体に影響を及ぼすことがなくなり、開発を容易に行うことが可能に。また、機能の追加やアップデート、システム間の連携などもスムーズに行えます。

テクノロジー

  • オーバーレイネットワーク技術

オーバーレイネットワーク技術

論理アーキテクチャーによりドメイン分けした電子部品やECUをネットワークにつなぎ、クルマに実装すると、搭載位置などの物理的制約により、ワイヤーハーネスが複雑になります。そこで物理配置に依存しないネットワークを実現するために、オーバーレイネットワーク技術を開発。さまざまな部品をひとつのワイヤーハーネス上に接続しながらも、それぞれドメイン別に構成された仮想ネットワークにつながっており、関連する部品同士の連携をスムーズに行うことができます。物理配置に左右されない論理配置により、ワイヤーハーネスの削減と、柔軟で効率的な開発を実現します。