安全にこだわる。 だから「支え合う」という発想

電気モーターでステアリング操作をアシストするEPS(Electric Power Steering)。
いまや多くの車に搭載されている機能です。
さらなる安全を求めて、私たちは「支え合う」という発想から、
EPSに世界初の新しい付加価値を生み出しました。

「万が一」をなくすためには?

燃費や安全性、快適性向上のために、車には電子制御で機能する装置が増えています。それらの機能は安心・安全に関わるものも多く、本来なら壊れてはいけないもの。それでも万が一、運転中に不具合があったとき、ドライバーの安全を確保するにはどうしたらよいのか? 万が一をゼロにしたい。それが私たちの思いです。

屋台骨だからこそ、絶対の安心を

EPSは今やほとんどの車に搭載され、「曲がる」という大切な機能を支えています。EPSが働かなくなれば、急にハンドルが重くなり、交差点を曲がり切れなくなるなど重大な事故につながる恐れもあるのです。

1つの機能を2つに分けて支え合う。
それが安全性を追い求めた答え

左から
山﨑 雅志さん EPS開発技術者
太田 悦生さん EPS開発技術者

「機能を2つにすることで、安全性はぐっと高まるんです。だからこそ2つにこだわり、部品のすべてを見直しました。」

EPSはモーター、ECU、センサーがセットになって機能しますが、このセットを2つ分持つことで予備機能ができることになり、片方に不具合があった場合でも、もう片方が瞬時に肩代わりできるよう新たに開発しました。
2つのモーターを1つにまとめるには、デンソーが開発したオルタネーターの巻線技術を応用。また、電子回路を集積化することで、2系統で支え合いながらも小型化にすることに成功しました。 

モーター、ECU、センサーを1セットしか持たない従来タイプと比べ、支え合うEPSは2セット分持ちながらも体積は-30%、重量は-20%と小型軽量化を実現しました。 

止まることのないEPSで
安全への信頼性を向上

EPSの機能を2セット同時に持つことで、ハンドリングの安全性がさらに向上。車に欠かせない「曲がる」という機能をしっかりと支えます。

将来の自動運転を支える技術に。 さらに安心・安全なクルマ社会を目指して

自動運転への機運はますます高まりつつありますが、支え合うEPSは自動運転にも大きな力を発揮します。例えばレーンチェンジを行ったとき、EPSに不具合があれば事故に直結してしまうからです。
また、支え合うという発想を他製品の開発に生かしていくことで、さらなる安心・安全なクルマ社会の実現に貢献していきます。