DENSO ADAS / AD 安心できる、自動運転

松ヶ谷 和沖

松ヶ谷 和沖 博士(工学)
常務役員・欧州技術担当

わたしたちが掲げるキーワードは「Quality of Mobility (QoM)」。 最も安心・安全で、快適な移動手段としてのクルマを提供していきたい。 例えばストレスを伴う渋滞時には自動運転で、運転を楽しみたいドライバーには安全運転支援でバランスよくサポートする。それがADASのめざす本質だと考えています。 最近では欧米も含めて多くの企業がこの分野の技術開発に力を入れています。そんな中、デンソーがとことんこだわるのは「安心」です。先進技術はもちろん不可欠ですが、それを押し付けるのではなく、乗る人の「心」を優先すること。 「自分の大切な家族を乗せるなら」という場面で、まず選ばれるクルマをつくりたいというのがわたしたちの思いです。「安心」を直訳できる英語は存在しませんが、「母親の腕に抱かれた赤ちゃんのように、何の心配もいらない状態」と言えば伝わります。異なる価値観を持つ技術者どうしでも、「安心」という共通指標があれば、おなじ感覚で仕事に取り組んでいけると思っています。わたし自身、入社以来、幅広い経験をさせてもらいました。現在の衝突回避技術などに繋がった開発もあれば、製品化されなかったものもたくさんあります。 しかし、そのすべてが、いまADAS実現をめざす推進力となっています。 様々な専門分野の技術者と対話をしながら、世界に誇れる「Quality of Mobility」を形にすること。それが、わたしのミッションです。

植藤 崇

植藤 崇 ADAS推進部 担当係長 2011年入社

以前は印刷会社でSEとしてクレジットカード発行システムの構築をしていました。これまでの知識や経験を活かして新しい技術を開発してみたいと思うようになり、安全運転支援や自動運転などの先端技術に触れられるデンソーに転職を決めました。 手がけているのは自動運転に関わるコネクティッド技術の企画開発。クルマと外部のサーバや通信を連携させて、数キロ先の障害物や渋滞などセンシングでは把握できない情報を伝える技術の検討、サービスの企画です。外部と繋がるということは安全性の問題も発生しますから、前職で培ったITセキュリティの知見も大いに役立っています。これまでのデンソーの枠にとらわれず、国内外から期待される最新領域に携われる醍醐味が味わえる仕事です。 現代のクルマは高度なIT技術が集約された面白い開発対象だと感じています。 将来的にはスマホと連動してよりパーソナライズされるなど、今後も新しい技術が期待されています。デンソーでも、わたしのように異業種の経験を持つ技術者が活躍できるフィールドが広がっていると思います。 クルマと社会の関わりが密接になるほど、わたしたちが貢献できることは大きくなっていくはず。これからも人が快適に乗り、安全に移動できるモビリティの実現に向けて、クルマと世の中を繋ぐシステムの構築をめざします。

鈴木 俊平 走行安全技術2部 2012年入社

大学で光学を学び、卒業後は大手家電メーカで医療分野で使われる細胞分析装置を開発していました。医療機器は病気になった患者さんを診断するもの。「危険を事前に察知できる安全運転技術なら、より多くの人々の命を救うことができる」と考え、デンソーで経験を活かしてみたいと転職しました。 現在は、クルマの周囲状況を把握するためのセンサのひとつ、LIDAR の設計開発に携わっています。レーザ光を利用するLIDARは、カメラやミリ波レーダに比べ、対象物の距離や角度が高精度に検出できるのが特徴です。しかし、コストが高いのが難点で、小型化や低コスト化をめざした設計開発を進めています。将来の自動運転の実現には欠かせない技術で、社内でも革新的な分野で開発に携われることにやりがいを感じます。また、光学設計はデンソーがこれまで取り組んでこなかった技術領域でもあるので、わたしのような転職者が中心となって仕事を進めていけることも魅力です。LIDAR の小型化・低コスト化を実現できれば、高級車だけでなく誰もが買える市販車にも高度な技術を搭載することが可能となり、自動運転が一気に広がります。 いま、自分の手がけている技術が世の中を大きく変えるかもしれない。そんな心躍る思いが、次の挑戦へと向かう原動力となっています。