DRIVEN BASE
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デンソー、世界最大の大画面ヘッドアップディスプレイを開発

安全と利便に貢献するHMI製品として、レクサス新型LSに搭載

2017年10月24日

株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は、運転に必要な情報をフロントガラス越しに表示し、ドライバーに伝えるHMI(Human Machine Interface)製品として、新型のTFT液晶ヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)を開発しました。自動車用としては世界最大*となる約24インチの表示サイズで、2017年11月に発売される予定のレクサス新型「LS」に搭載されます。

今回開発したHUDは、ドライバーから見て、約3メートル前方に24インチの大画面を投影させることができ、ドライバーは運転中に視線を大きく移動させることなく、直感的に必要な情報を得ることができます。車速や道路の制限速度といった基本的な情報に加え、車両周辺センサーやカーナビゲーションと連携することで、車両前方の歩行者をドライバーに知らせるための表示や、進行方向を矢印で表示する「レーンガイダンス」が可能となり、安全と利便に貢献しています。

更に、ドライバーの運転を妨げないよう、各種表示の位置、色調などに配慮しているほか、高輝度表示の採用により日中でも高い視認性を確保しました。

HUDは、ドライバーの視線移動が少なくて済むため、安全に貢献できる技術として期待されており、今後更なる普及が見込まれています。デンソーは1991年以来、HUDを生産しており、今後も、HUDをはじめとする安全分野の各製品の開発・供給を通じ、交通事故のない社会の実現を目指していきます。

*2017年10月時点、当社調べ。

新型HUDによる表示イメージ
新型HUDによる表示イメージ