デンソー「2010 長期構想」について
株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:深谷 紘一)は、2006年度から2010年度の5年間の活動計画「2010 長期構想」を発表しました。これは、2015年度を最終年度とする10ヵ年の経営指針「DENSO VISION 2015」の具体的な活動を示したものです。DENSO VISION 2015には「先進的なクルマ社会創造への貢献」と「真のグローバル企業への進化」という2つの想いを込め、「”やさしさ”と”うれしさ”を世界の人々へ」という”目指す姿”を表しています。
2010長期構想ではDENSO VISION 2015の2つの想いに対して、6つの重点項目を以下のように設定しました。
「先進的なクルマ社会創造への貢献」
- 商品開発
- 市場の2極化(高機能化・低コスト化)に対応した商品開発の実施
- システムとコンポーネント双方での新たな価値(世界初・世界一)の提供
- 新規事業開発
- 市販・非自動車分野を、デンソーの成長を支える柱の一つとして確立
- 新たな事業分野の芽づくり
- モノづくり
- 品質の更なる向上により、”お客様迷惑ゼロ”を実現
- 世界の各拠点における地域No1 QCD(品質、コスト、納期)の実現と活気あふれる生産現場づくり
「真のグローバル企業への進化」
- 事業運営
- 海外人材の知恵を活かし、世界各極における開発・設計の実施
- グローバル生産の適切な集中・分散により、為替変動に強い事業構造を実現
- グループ経営
- 世界トップクラスのCSR(企業の社会的責任)先進企業に向け、デンソーらしさを発揮した活動の実践
- 機能の横串強化と地域視点の付加を通じ、グループ会社の自律化を促進
- 人づくり
- デンソー流の価値観と仕事が地域に根づき、自律的なPDCA(計画、実行、評価、改善)を実現
- 多様な人材が知恵・能力をフルに発揮できる職場・風土づくり
以上6つの重点項目の活動を確実に推進することによって、2010年の到達点として、売上高は4兆円超、ROEは10%を目指します。
2010年の到達点
2005年 | 2010年 | |
---|---|---|
売上高(億円) | 31,883 | 40,000超 |
ROE(%) | 9.4 | 10 |
以上