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デンソー、先進技術搭載車両の故障診断に対応する 「デンソーダイアグステーション」を設置

2006年9月7日

 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:深谷 紘一)は、先進技術搭載車両の故障診断に対応する「デンソーダイアグステーション」を設置します。国内のデンソー販売会社8社を中心に、2006年度中に10拠点を立ち上げ、以降、現在のデンソーサービスステーション【注1】を主体として育成・強化し、2010年までに全国50拠点以上のネットワークに拡大する予定です。

 「デンソーダイアグステーション」は、高度に電子化された車両の故障診断に診断設備と人材の両面で対応できるサービスステーションです。デンソーが開発した故障診断テスターやデータレコーダ等を配備し、デンソーが認定するサービス技術資格者「デンソーダイアグマイスター」が在籍します。デンソーは、本社サービス部内にヘルプデスクを設置し、「デンソーダイアグマイスター」の故障診断をサポートします。

 「デンソーダイアグマイスター」は、デンソーが昨年から実施している特別教育を受講し、検定試験に合格した故障診断技術のスペシャリストです。高度化する車両全体の電子制御システム情報を解析し、故障部位を特定することにより、迅速なサービスとCS向上に貢献します。

 近年の自動車技術は、省資源・環境保護や安全、快適、利便性などの追求により、急速に電子制御化され、今後も技術が一層高度化していくと予想されます。これまで、デンソーサービスステーションでは、各製品単体の修理を主な業務としていましたが、将来の自動車技術の進展に伴うお客様のニーズに対応するためには、高度に電子化・統合制御化された車両の故障を総合的に診断し、迅速に修理できる「デンソーダイアグステーション」とそのネットワーク構築が必要と考えました。

 デンソーは今後も、お客様のニーズと期待に応えるため、常に時流に先んじたサービスネットワークづくりに取り組んでいきます。

<注釈>

【注1】デンソーが1954年から着手したアフターサービスのネットワークで、現在、国内750社のサービスステーションで構成。自動車が故障した場合、通常自動車販売店や整備工場に修理が依頼され、その後電気系統の部品やカーエアコン・バスエアコン、ディーゼル用燃料噴射ポンプ、カーナビゲーション、各種自動車用コンピュータなど専門の修理技術が必要な時に、サービスステーションに持ち込まれます。


「デンソーダイアグステーション」外観イメージ


「デンソーダイアグマイスター」教育風景

以上