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デンソー、冷凍機の遠隔監視サービスD-FAMSと 保守メンテナンスをセットにした「みまもりメンテパック」を発売

~車両の安定稼働と物流業界の人手不足解消に貢献~

2023年5月23日

株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二、以下、デンソー)は、冷凍機の遠隔監視サービスD-FAMS(ディー・ファムス)*1と、冷凍機の異常検知時の保守メンテナンスサービスをセットにした「みまもりメンテパック」を発売しました。本サービスは、株式会社デンソーソリューション(本社:愛知県刈谷市、社長: 新竹 敦)を通じて今月より販売を開始しています。

デンソーは、2035年の未来に向けて「人流」「物流」「エネルギー流」「資源流」とそれらを支える「データ流」の「5 つの流れ」を相互につなげ、統合的に制御することで新しい価値を生み出し、人々の笑顔があふれる幸福循環社会の実現に取り組んでいます。「物流」においては、「データ流」と組み合わせることで、運送ドライバーや整備士、運行管理者の人手不足、高齢化など、物流業界が抱える課題の解決を目指しています。

今回発売した「みまもりメンテパック」は、トラックに搭載されている冷凍機を遠隔監視し、異常を即時検知して通知するD-FAMSと、故障前の部品交換や故障時の修理対応をサポートする保守メンテナンスサービスをセットにしたサービスです。デンソーが長年にわたり培ってきた冷凍機の知見と、デンソー独自のデータ解析技術などを融合し、異常や故障の兆候をタイムリーに検知・通知することに加え、故障時にはサービス店と連携し迅速な修理対応を実現します。それにより、冷凍機を常に正常な状態に保ち、突発故障のリスクを低減することで計画的な運行につなげるとともに、運行管理者の負荷低減や人手不足解消に貢献します。

デンソーは今後も、物流業界の多様なパートナーとともに物流業界の課題解決を推進し、社会から「共感」いただける新たな価値の提供に取り組んでいきます。

<「みまもりメンテパック」の概要>
「みまもりメンテパック」は、冷凍機を遠隔監視するD-FAMSと、保守メンテナンスサービスをセットにし、毎月の定額料金でご利用いただけるサービスです。

(1)D-FAMS
遠隔監視
デンソー製冷凍機の稼働データをサーバーへ送信する機器を冷凍機に後付け装着し、データを収集します。サーバー上で解析されたデータをもとに、デンソーの冷凍機監視センター*2にて、冷凍機の状態を常に遠隔監視することで、異常や故障の兆候をタイムリーに検知・通知します。

  • 車両点検のための休車や配車調整が不要となり、車両稼働率の維持や、管理者の負荷低減に貢献。

  • 冷凍機故障時の冷媒(代替フロン)漏えいを最小限にとどめ、フロンの排出抑制に貢献。

(2)保守メンテナンスサービスについて
部品交換の目安を通知
冷凍機の稼働時間を遠隔で管理することで、最適なタイミングで消耗部品の交換をお知らせします。 

  • 計画的な部品交換をサポートし、車両稼働率維持・向上に貢献

故障時の迅速対応
冷凍機の異常を検知した際には、冷凍機監視センターから速やかに車両管理者に知らせ、お客さまとサービス店と連携し、修理調整を行います。

  • 修理時間の短縮。

  • 故障時の運転者の待機時間を最小化し、負担軽減に貢献。

  • 車両の非稼働時間の短縮や、配送商品の品質劣化を低減。

 

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サービスイメージ

*1 DENSO - Fleet Air Conditioning Management System
*2 2020年10月デンソー名古屋南事業所内に開設された、24時間365日稼働の監視センター

デンソーは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
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【ご参考】
デンソー、冷凍機の遠隔監視サービスD-FAMSを開発
https://www.denso.com/jp/ja/news/newsroom/2020/20201105-01/
冷凍機見守りサービス「D-FAMS」について
https://www.denso.com/jp/ja/business/products-and-services/other-industries/fvc/d-fams/ 
D-FAMSに関するお問い合わせフォーム
https://www.denso-solution.com/contact/product.cgi