デンソー、UAVに関する技術資産をWorldLinkおよびAileLinXに譲渡

株式会社デンソー（本社：愛知県刈谷市、社長：有馬 浩二、以下、デンソー）は、UAV*による橋梁点検サービス事業について、株式会社WorldLink & Company（本社：京都府京都市、社長：須田 信也、以下、WorldLink）と株式会社AileLinX（本社：広島県府中市、社長：上堀 高和、以下、AileLinX）へ、資産譲渡いたしました。

橋梁点検を担う建設・土木業界では、インフラの老朽化に加え、少子高齢化の進展による労働力不足が課題となっています。このような背景のもと、デンソーは2016年に橋梁下においても安定的に飛行制御可能なUAVを開発しました。また2019年には、これまで目視点検が行われていた橋梁点検の一部をUAVでの撮影に代替し、撮影画像のAI解析、調書作成までを一貫して支援する橋梁点検サービスを開始しました。

この度、本サービスのさらなる成長に向けて、これまで共に推進してきたWorldLinkとAileLinX にUAVに関する資産を譲渡いたしました。UAVソリューションを手がけるWorldLinkにはUAVの橋梁点検サービスのノウハウ・技術資産を、UAVの開発・製造を行うAileLinXには橋梁点検向けに開発したUAVの機体技術資産を譲渡し、今後は譲渡先の2社にてデンソーから引き継いだノウハウや技術資産とそれぞれが持つ技術を融合させ、UAV事業の発展に向けて進めていきます。

デンソーは今後も、多様なパートナーとともに社会課題の解決を推進し、社会から「共感」いただける新たな価値の提供に取り組んでいきます。

*　UAV : 無人航空機 (Unmanned Aerial Vehicle)