DRIVEN BASE

デンソーとサントリーが協働し 「ボトルtoボトル」水平リサイクルを開始

~自作の回収ステーションと特例子会社による分別徹底で、資源の循環を促進~

株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:林 新之助、以下、デンソー)は、サントリー食品インターナショナル株式会社(本社:東京都港区、社長:小野 真紀子、以下、サントリー)と協働し、デンソー本社を対象に、社内で回収した使用済みペットボトルを新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクル*1を6月23日(金)より開始しました。

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デンソーは、「デンソーグループ2030長期方針」を実現するために優先して取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を選定しており、環境分野ではマテリアリティの一つに「資源有効利用」を掲げています。今回、「ペットボトルを資源として循環させていくことで、持続可能な社会の実現に貢献する」という両社の思いが一致し、このたびの取り組みに至りました。

デンソーが取り組む「ボトルtoボトル」水平リサイクルの特長は、回収したペットボトルをそのままリサイクル事業社へ受け渡すのではなく、分別・圧縮までを自社でしっかりと行った上で受け渡していることです。
まず、「先進モノづくり創出部」が製作したオリジナルの回収ステーションで、デンソーが持つ生産工程改善のノウハウを生かし、ペットボトルの本体・キャップ・ラベルの分別排出と足踏み圧縮器によるペットボトルを「つぶす」までの作業を工場のライン作業のようにスムーズな流れにすることで、回収を促します。
また、回収したペットボトルを特例子会社である株式会社デンソーブラッサムにて洗浄し、さらに分別を徹底することで、より質の良い資源としてリサイクル事業社である豊通ペットリサイクルシステムズ株式会社へ受け渡し、リサイクル時のエネルギー負荷の軽減に貢献します。これらは、サントリーの飲料用ペットボトル容器として生まれ変わらせ、飲料製造に使用されます。

今後は、この活動を定着させ本社でのペットボトルのリサイクル率100%*2を目指すと共に、国内すべての製作所に展開していく予定です。この活動を通じて社員一人ひとりの環境に対する意識改革や行動変容を促し、さらなる資源の有効利用を促進すると共に、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

*1 水平リサイクル:使用済み製品を原料として用いて、同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと
*2 本社での試行時(期間:22年12月~23年5月、回収ステーション設置1カ所)の回収率は約10%

【ご参考】株式会社デンソーブラッサムについて
デンソーの2社目の特例子会社で、知的・発達障がいを中心とした障がい者の活躍の場を創出することを目的に2016年に設立しました。社名は「社員一人ひとりの魅力や能力を開花させたい」という思いに由来しています。事業内容は、デンソーからの業務受託による、社内メール業務、文書の電子化・裁断、フロア清掃 などを行っています。
https://www.denso-blossom.co.jp/

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    デンソーオリジナルの回収ステーション

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    回収ステーションのパース図