デンソー、令和5年度産業標準化事業表彰にて国際標準化奨励者表彰を受賞

株式会社デンソーは、当社セミコンダクタ事業部DX推進室 大山航が、経済産業省が主催する令和5年度産業標準化事業表彰において「国際標準化奨励者表彰(産業技術環境局長表彰)」を受賞したことをお知らせします。

本表彰は、経済産業省による表彰制度で、国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)における国際標準策定、国内規格(JIS)策定や適合性評価活動といった、標準化活動に優れた功績を有する技術者や組織を表彰するものです。

大山は、2019年より、IECの専門委員会TC47A(半導体デバイス)・分科委員会SC47A(集積回路)のWG9(集積回路のEMC試験手順および測定法)において、日本発の車載ネットワーク規格CXPIを実装するトランシーバICのEMC評価法に関する標準(IEC 62228-7)のプロジェクトリーダーとして、規格策定に向け取り組み、半導体EMCサブコミッティ内で規格開発・実証実験を推進することで、本規格の発行に大きく貢献しました。規格の活用により車載通信の安全性が向上し、車載ネットワーク規格CXPI が普及することで車両制御の信頼性向上と車載ハーネスの削減が可能となり、日本の自動車産業における安全・環境に関わる発展にも貢献したことが評価され、このたび受賞にいたりました。

これからもデンソーは、社会や産業の発展に貢献する国際標準化活動を積極的に推進するとともに、革新的な技術開発を進めていきます。