DRIVEN BASE

デンソー、ドライブレコーダー一体型デジタルタコグラフ「デンソードライビングパートナー」を発売 ~「運転アドバイス機能」などのオプション機能が追加可能~

2010年5月10日

 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、ドライブレコーダー一体型デジタルタコグラフ「デンソードライビングパートナー」を全国のデンソーの販売会社などを通して、5月末から発売します。

 デジタルタコグラフは、速度、時間、距離の法定三要素【注】を含む様々な車両情報を記録する運行記録用計器です。運送業者は、取得した車両情報を元に運行状態や運転操作を解析し、ドライバーに対して運転改善、業務効率化の為の指導が可能となります。現在日本では、安全運行管理の徹底のため、大型商用車などへのタコグラフ装着が義務付けられています。

 今回発売する「デンソードライビングパートナー」は、デジタルタコグラフとドライブレコーダーが一体となっています。急加減速・急ハンドル等の危険運転時や事故発生等の緊急時には、その前後あわせて20秒間の映像と音声の記録が可能です。なお、ドライブレコーダーが不要な場合には、カメラを付けないデジタルタコグラフ機能のみでの購入も可能です。
 また本年12月には、車載機をバージョンアップする為のソフトをリリース予定です。これによりユーザーは、「運転アドバイス機能」、「携帯電話網を使ったリアルタイムでの動態管理機能」、「常時映像録画機能」など、安全や省燃費を支援する様々なオプション機能の追加が可能となります。
 これらの機能の中で特徴的な「運転アドバイス機能」は、運転操作を診断することで、車載機の画面と音声で適切な運転アドバイスを行うとともに、車室内で評価、採点ができる機能です。例えば、安全面においては、車載機に搭載された道路地図データを元に交差点を認識し、交差点右左折時の走行やウインカー操作タイミングを診断します。また環境面においても、高速道路での速度のムラや交差点等での停車時の減速を診断・アドバイスし、燃費向上への貢献を図ります。

 なお今回の商品発売にあたり、機器利用による燃費の向上とCO2削減に加え、売上の一部を環境活動に関わる団体へ寄付します。デンソーは、商品開発・販売を通じて、環境負荷の低減に貢献していきたいと考えています。

<注釈>

【注】法定三要素とは、法律により大型商用車などに対して運行時の「速度」「時間」「距離」の記録と保存が義務付けられているものです。

仕様

電源電圧 DC10~32V
消費電力 車載機単体 0.5A(24V時)
本体寸法 縦178mm×横178mm×高さ50mm
本体重量 1kg
メーカー希望小売価格 オープン価格

写真



デンソードライビングパートナー

以上