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デンソー、「第17回ITS世界会議釜山2010」に出展

2010年10月21日

 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、10月25日から29日まで、韓国 釜山市にて開催される第17回ITS世界会議釜山2010の併設展示会に出展します。
 ITS世界会議は、各国・地域のITSに関係した研究開発を行う研究者、企業、行政の関係者が、論文発表、講演、技術展示等を行うもので、1994年のパリ大会から欧州、アジア・太平洋地域、アメリカの順番で毎年開催されています。

 デンソーはITS事業において、環境にやさしく、安全・安心で、ワクワク感のあるクルマ社会をテーマに、研究開発を進めています。今回の展示会では、これらのテーマを具体化するためのキーワードである、「人とクルマをつなぐ」「人と社会をつなぐ」「クルマと社会をつなぐ」の3つの「つなぐ」を切り口に様々な技術や製品を展示し、デンソーの幅広い技術力と企業姿勢をご覧頂きます。

 展示のハイライトは、「シンクロコンセプト」と名づけられた未来型コックピットです。このコックピットでは、今回の展示のキーワードである3つの「つなぐ」に関する将来技術を使った各種アプリケーションの事例を紹介します。
 1つ目の「人とクルマをつなぐ」技術としては、カメラがドライバーの顔画像から眠気を検知し、眠気を感じていると判断した場合はナビ地図上に最寄りのカフェをアイコンで複数表示し、一つを選択するとルート案内を開始するというアプリケーションの一例を紹介します。
 2つ目の「人と社会をつなぐ」技術としては、ステアリングに接続されたスマートフォンを介し、webサイト上の人気メーターランキングから最新のデザインのメーターをダウンロードしたり、好みのデザインのメーターを選択してTFTメーター上に表示させるアプリケーションの一例を紹介します。
 最後に「クルマと社会をつなぐ」技術としては、路車間通信により前方の複数の信号の状態を入手し、赤信号で停止することなく通過するための推奨速度を車輌が計算しメーターに表示するアプリケーションの一例を紹介します。

 その他にも会場では、乗員の安全運転、省燃費運転を実現するための運転アドバイスなどを行う「省燃費運転支援システム」、様々な運転シーンにおいて複数の車載カメラからの映像を合成しドライバーの周囲を死角も含めて表示する「マルチサポートビジョンシステム」、安全性を考慮したスマートフォンの操作が可能な「スマートフォン連携端末」など、様々なITS関連技術や製品を展示します。

参考


シンクロコンセプト




デンソーブースイメージ

以上