RadarSensor

デンソー、24GHz帯の準ミリ波レーダーを開発

~後側方の車両を検知し、事故低減に貢献~

2017年8月10日

株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は、後側方の車両を検知し車両の安全システムに寄与する24GHz帯の準ミリ波レーダーを開発しました。今回開発した準ミリ波レーダーは、2017年7月に発売された「トヨタ カムリ」に搭載されています。

準ミリ波レーダーは車両のリアバンパー内に搭載され、走行中にドライバーの死角となりやすい後側方走行車両や、後退時に左右後方から接近してくる車両を検知します。これにより、車線変更時に隣接車線を走行する車両の存在を通知するシステム、駐車場からの後退時に、右または左後方から接近してくる車両の存在をドライバーに注意喚起、および衝突の危険性がある場合は自動ブレーキ制御を行うシステムの実現に貢献します。

これらの機能を実現するためには、車両の進行方向によって、検知を行う方向や範囲の切り替えが必要になります。今回デンソーが開発した準ミリ波レーダーは、車両前進と後退の運転操作に連動して、移相器とよばれる装置を切り替えることで、検知の方向や範囲を切り替えることを可能にしました。また、電波を送受信する回路と移相器回路をそれぞれICに集積することで、センサーの薄型化を実現しました。

デンソーは、2003年に、車載レーダーとして世界で初めてデジタルビームフォーミングと呼ばれる電子スキャン方式を採用したミリ波レーダーを開発し、商品化しました。今まで培ってきた技術を活用し、これからも、交通事故のない社会の実現を目指し、ドライバー、歩行者をはじめとする、世界中のすべての人にとって安心で安全なクルマ社会の実現に取り組んでいきます。 

準ミリ波レーダー
準ミリ波レーダー
基盤

移相器MMIC、送受信MMICに、米・タワージャズ社(http://towerjazz.com/jp/)製のウェハを採用し、出力レベル、受信感度の安定化を実現

※MMIC Monolithic Microwave Integrated Circuit(モノリシック・マイクロ波集積回路)