
環境行動計画
デンソーでは、エコビジョンの実現に向け、5年ごとに具体的な目標と計画を「環境行動計画」として策定し、活動を推進しています。
第7次環境行動計画(2021年度~2025年度)では、「エコビジョン2025」に定める「ターゲット3」と「アクション10」の実現をめざし、目標となる2025年度までの具体的活動および目標を明確にしています。
重点課題の特定
デンソーの環境への取り組みについて事業における重要性と社会からの要請や期待を考慮し、エネルギー・気候変動への対応、資源・水・環境負荷物質への対応、生物多様性・自然共生への対応を促進する「エネルギー」「クリーン」「グリーン」の3軸を定め、将来を見据えたリスクと事業機会の可能性より、製品・工場・社員・経営の視点から全ての事業領域ですべての社員が取り組む、アクション10を特定しました。
そして、特定した重点課題の解決をめざし、具体的な目標と計画を「第7次環境行動計画」として策定し、活動を推進しています。
「第7次環境行動計画」の位置づけ
カーボンニュートラルに向けた取り組み
エコビジョンに基づき、2025年の目標達成に向けて着実に取り組みを推進する中、グローバル社会では、低炭素から脱炭素に向けた動きが加速しました。
この動きは、デンソーの製品開発や生産に大きな影響を与えることから、CO2排出量削減に関連する環境への取り組みについては、従来よりも一段と高い「カーボンニュートラル」を目標に引き上げました。
具体的には、モノづくりに関しては、「2025年度には電力のカーボンニュートラル(ガスはクレジット活用)・2035年度にはガスも含めたモノづくりにおける完全なカーボンニュートラル」を掲げ、デンソーが得意とする省エネ活動を継続するとともに、質がよく経済的にも最適な再生可能エネルギー由来電力の導入やクレジット活用などの取り組みを進めています。このような省エネや再生可能エネルギーなどCO2排出量削減に寄与する投資の加速に向けて、投資判断にインターナル・カーボンプライシング(ICP)を導入しています。
モビリティ製品については、電動化技術開発を推進することで可能な限りCO2排出量を削減し、さらには水素を使ってグリーンエネルギーをつくる技術などを通して、CO2をマイナスにすることで、社会全体のカーボンニュートラルを目指していきます。これらの取組みと事業成長を両立させるために、収益性・成長性に加え、CO2排出量/削減量も評価軸に据えて、事業ポートフォリオの入れ替えを定期的に議論し、推進しています。
ダイアログデー「環境戦略」
カーボンニュートラルに向けた環境戦略の詳細については下記をご覧ください。