ミニマムCO2 モノづくり

基本的な考え方

デンソーは、気候変動による地球温暖化への対応として、生産分野において①生産工程の技術開発推進、②エネルギー供給から使用部門まで全員参加による徹底した省エネ、③コージェネレーション、再生可能エネルギーの活用など積極的なCO2削減活動により、2025年度エネルギーハーフ(12年度比 CO2排出量原単位1/2)の達成を目指しています。

CO2 排出量目標達成状況

2020年度は、全社で1,960件の省エネ改善、コージェネ高効率化更新(3基)などによりCO2原単位(単独)は、2012年度比60と40%削減、またグループ会社も同様各社の積極的な省エネ活動により2012年度比60と40%削減を達成しました。

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具体的な取り組み

(1)生産工程の技術開発推進

ダントツ工場活動

2012年以降、ダントツ工場活動における生産プロセス革新として、「ラインの超高速化/無停止化」、「コンパクトな独自設備」、「自動化」、「物流・検査のスリム化」などの技術開発を推進してきました。CO2削減に関しては、生産工程の”1/N化”を主軸に進めてきており、そのための加工技術および設備の自社開発に取り組んでいます。今後は”1/N“の技術領域の拡大とグローバル展開を加速するとともに、革新的技術として工場内の設備・エネルギーをつなげてエネルギーを無駄なく使い切る技術開発にチャレンジし、デンソーグループ全体のエネルギーハーフを推進しています。

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【事例】ダントツ工場を実現する1/N設備

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(2) 供給からエネルギー使用部門まで全員参加による徹底した省エネ

エネルギーJIT(ジャスト・イン・タイム)活動

デンソーでは、「製造用エネルギーは固定化されたインフラではなく、自在に使いこなすべき部品のひとつ」という視点のもと、必要な時に必要なだけエネルギーを使用・供給する活動を「エネルギーJIT(ジャスト・イン・タイム)活動」として展開しています。
この活動は、2009年度のリーマンショック時に経験した大幅減産に伴う原単位悪化に対応するため、生産変動に強い省エネ体質づくりとして取組んだもので、現在は、設備設計・生産活動において省エネルギーの基本的な考えとして推進しています。
2020年はコロナの影響による生産減に伴い一時は原単位悪化傾向にありましたが、エネルギー供給部門のJIT総点検、生産ラインの片寄せ・アイドルストップなどの対策強化および供給から使用まで各部一体となったスルー活動の展開で最終的には原単位を前年度比6%向上することができました。

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FEMS:Factory Energy Management System
建物の効率的なエネルギー使用をサポートするエネルギーマネジメントシステムの1つ。

2020年度省エネ大賞事例部門で2件受賞

工場で実施した改善の中で省エネ効果が大きく横展開が期待できる事例を一般財団法人省エネルギーセンター主催の省エネ大賞に積極的に応募しており、2009年から11年連続12度目の受賞、資源エネルギー庁長官賞においては4年連続受賞することができました。

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    資源エネルギー庁長官賞 受賞

    「高精度樹脂成型部品の製造工程最適化による省エネ活動」
    (メカトロコンポ製造部)

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    省エネセンター会長賞 受賞

    「水冷ヒートポンプ有効活用による純水加温蒸気量1/2への挑戦」
    (セミコン製造2部)

国内外グループ会社の「エネルギーJIT活動」サポート

デンソーグループ全体への「エネルギーJIT活動」浸透にあたり、導入をサポートする活動を進めています。

具体的には、供給側・生産側の省エネ専門家で1つのチームを組み、グループ会社の動力設備から生産設備まで、スルーで見た改善案件を、ローカルスタッフと一緒になって現場で発掘する活動を2014年から開始し、これまでに、国内外15社へ訪問して、約2万トン-CO2/YのCO2削減に貢献しています。

(3) 再生エネルギーの活用

20年度は、再生可能エネルギーによるCO2削減策として1,500kW(善明製作所)、560kW(安城製作所)の太陽光発電を設置、330t-CO2の削減に寄与しました。

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      善明製作所1500kW太陽光発電(2021年3月活動)

(4)物流におけるCO2 排出の削減

デンソーでは、物流改善等を通じた物流CO2排出量の削減に努めています。日本国内では物流業務を子会社の(株)デンソーロジテムに委託していますが、特定荷主のCO2排出削減の推進を社会的な責務と考え、同社と連携して以下の取り組みに注力しています。

  1. 積載率の向上

  2. 最適ルートによる省エネ輸送

  3. 生産地移管による納入先様への輸送距離短縮

  4. 工場/中継地倉庫間等の物流の効率化

  5. モーダルシフト(鉄道・船舶便への転換)

  6. 燃費向上ツールの導入支援

物流CO2 排出量[(株)デンソー]

年度 2012
(基準年)
・・・ 2016 2017 2018 2019 2020
千t-CO2 34.4   33.6 34.3 41.8 43.2 40.4

物流CO2 排出量(t-CO2 )/物的生産売上げ(億円)[(株)デンソー]

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    ※2018年4月より、(株)アスモと(株)デンソーは事業統合いたしました