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地域社会とともに

基本的な考え方

デンソーは、2006年に「デンソーグループ社会貢献活動基本方針」を定めました。
地域社会から信頼・共感され、持続的な社会の発展に貢献するため、事業を行う地域をはじめ、社員の居住地域や被災地、途上国を含むすべての地域を対象に、デンソーグループの特長を活かしながらさまざまな社会貢献活動を推進しています。
さらに、社員一人ひとりが地域の社会課題に対し、関心を高め行動できる制度を整備し、社員のボランティア活動への参加を積極的に後押ししています。

デンソーグループ社会貢献活動基本方針

デンソーとデンソーグループ会社は、社会の持続的な発展に貢献するため、よき企業市民として、積極的に社会貢献活動を推進し、ステークホルダーから信頼され、共感される企業を目指します。

取り組み姿勢

  • 各国・各地域の実情に合致した活動を、地域社会と協力しながら推進します

  • 国・地域をまたがる社会的課題に目を向け、グループ会社相互に協力しながら、社会貢献施策づくりに取り組みます

  • 持てる資源を有効に活用し、また社員の持つスキルやノウハウを活かした活動に努めます

重点分野

それぞれの地域における社会課題を踏まえながら、以下の分野を中心に社会貢献活動に取り組みます。

  1. 環境との共生

    コミュニティの自然環境保護及び、地球環境保護に貢献します。

  2. 安心安全な街づくり

    コミュニティごとの困りごとの解決として、交通安全や自然災害による被災地支援など地域社会の安心・安全に資する活動を実施します。

  3. 人づくり

    ①青少年育成
    次世代を担う人材育成のため、科学技術・技能に関する教育活動及び、社会の持続的な発展に資する教育活動を支援します。
    ②障がい者福祉
    社会参加に意欲のある人たちへの自立の支援とその機会づくりに貢献します。

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具体的な取り組み

  • 具体的な取り組み

1. 会社がリードする取り組み
(1) 重点分野における施策

2030年デンソーグループ長期方針で掲げる“環境・安心・共感”の実現に向け、次のような活動を行っています 。

環境との共生

デンソーグループは、事業活動において環境にやさしいモノづくりをすすめるだけでなく、企業市民として地域社会と連携し、さまざまな環境保護活動を推進しています。それぞれの活動を通じ、人々が環境と共生できる社会づくりを目指しています。

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      マングローブ植樹活動[タイグループ]

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      明日への森 保護活動[DNJP湖西(日本)]

資源の有効利用への取り組み ~「ボトルtoボトル」水平リサイクル~

デンソーはサントリー食品インターナショナル株式会社と協働し、デンソー本社を対象に、社内で回収した使用済みペットボトルを新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクル*を実施しています。

*水平リサイクル:使用済み製品を原料として用いて、同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと

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    • bottle to bottle

安心・安全な街づくり

デンソーグループは、生命を守るための安心・安全に関わる技術開発やモノづくりを追求するとともに、企業市民活動においても、すべての人が安心して暮らせる社会に向けた取り組みを推進しています。

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      小学校での交通安全出前授業[DIAT(タイ)]

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      令和六年能登半島地震 支援[DNJP(日本)]

自然災害等の被災地に対する復興支援活動

デンソーでは、地震や風水害などで甚大な被害のあった被災地に対し、様々な支援に取り組んでいます。
会社の寄付や社員有志による募金活動、支援物資の提供、また被災地の災害ボランティアセンターの運営支援などを行っています。
また、平時から「災害ボランティアコーディネーター」として活躍できる社員を養成する取り組みを進めています。

支援実績

  • 東日本大震災 復興支援(継続支援中)
    約700名の社員を現地派遣、会社からの寄付、社員有志の募金活動、デンソーグループはあとふる基金からの寄付(2011年~現在)、支援物資提供、ベルマーク寄贈 等

  • 災害ボランティアセンター運営支援
    平成30年西日本豪雨(岡山県 真備町)
    令和元年台風15号(千葉県 鋸南町)・令和元年台風19号(福島県 いわき市)
    令和2年7月豪雨(熊本県 人吉市)
    令和4年台風15号(静岡県 清水区)
    令和5年7月豪雨(福岡県 久留米市)
    令和6年能登半島地震(石川県 輪島市)

人づくり

① 青少年育成

デンソーグループは、モノづくりとヒトづくりを通じて雇用創出と地域社会の発展へも貢献してきました。
世界中の拠点で長い間青少年の育成に取り組んでおり、さまざまなプログラムを展開しています。

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      First Robotics 支援[DIAM(アメリカ)]

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      デンソーサイエンススクール[DNJP(日本)]

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      デンソーカップサッカー[DNJP(日本)]

② 障がい者福祉

デンソーグループは、バリアフリー社会の実現を目指し、1999年にデンソーが設立した認定NPO法人「アジア車いす交流センター(WAFCA)」の支援をはじめ、地域の福祉施設の支援に積極的に取り組むなど、障がいを持つ人々の自立支援に重点を置いた活動を推進しています。

    • 車いす寄贈活動

      WAFCAを通じた車いす寄贈活動[DNJP(日本)]

    • 大分国際車いすマラソン支援

      大分国際車いすマラソン支援
      [デンソー、デンソー九州、デンソーソリューション(日本)]

(2) その他の地域共生活動

デンソーグループでは、事業活動を展開する上で地方の経済力や人々の意欲向上など地域振興も重要課題と捉え、地域活性化活動をはじめ、さまざまな取り組みに参画しています。

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      刈谷万燈祭への参画[DNJP刈谷(日本)]

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      こうた凧揚げまつりへの参画[DNJP幸田(日本)]

    • communities-img-2021-05

      フードバンクへの食品寄贈[DPAM(アメリカ)]

2. 社員一人ひとりのアクション後押し

  • 社員の自主活動・支援制度

デンソーグループでは、社員が余暇の時間を使ってボランティア活動に参加できるように、さまざまなボランティア促進制度・施策を用意しています。
また、2021年からは持続可能な社会実現に向け、事業と社員一人ひとりの行動でSDGs全項目に貢献し、共感される企業を目指していきます。

主な活動支援制度

項目 内容
デンソーグループはあとふる基金
(2005年~)
社員の自発的な意志による寄付により、地域社会に貢献することを目的とする「社員みんなの基金」。
社員有志より毎月100円/口を給与天引し、それを原資として地域団体や社員が企画するボランティア活動、自然災害被災地などに寄付をする制度。
 基金加入者 約8,000名
 寄付先累計 約1,300団体、約4.5億円(24年4月現在)
 主な寄付先:NPO法人、社会福祉法人、ボランティア団体などの地域団体
デンソーグループハートフルフレンド
(2011年~)
社員有志によるボランティア組織。メンバーが解決したい社会課題に対し、さまざまなボランティア活動を自主的に推進
 27チーム 約400名が活動中
ハートフルメニュー
(2011年~)
社員食堂にて「ハートフルメニュー」を喫食することで、1食あたり10円が「デンソーグループはあとふる基金」に寄付される仕組み
 DNJP全製作所の食堂で提供
ボランティア休暇
(2021年~)
社員がボランティア活動を行うために、1年間で1日取得できる特別休暇制度
 年間約3,200名が取得(2023年実績)

ちょボラ活動

誰でも気軽に取り組めるリサイクルを通じた5種類の収集活動を推奨しています。

収集物 用途
ペットボトルキャップ 世界で支援が必要な子どもたちへのワクチン寄付
プルトップ アジアの障がい児用車いす購入費用
コンタクト空きケース CO2排出削減&障がい者支援
書籍 開発途上国の小学校建設費用
ベルマーク・カートリッジ 学校用品の購入費用(現在は、東日本大震災被災地域の小/中学校を中心に寄贈)

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      プルトップ回収

    • communities-img-2021-07

      プルトップによる車いす寄贈

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      デンソーアイリスによるコンタクトレンズケース回収