環境リスクマネジメント

基本的な考え方

デンソーは、各国・地域の環境法規制より厳しい「デンソー安全環境管理基準(DAS)」を設定・運用し、事業所の立地条件や事業内容から想定される環境リスク(環境事故・汚染・法令違反など)を特定して、未然防止とリスク最小化に取り組んでいます。
特に環境規制・賠償責任の厳格化に伴い、自主基準を超える排水・排出ガス、油濁、化学物質の漏えい、土壌・地下水汚染、騒音・悪臭、廃棄物処理・リサイクル違反に関わる規制・規程の順守を再確認するとともに、産業特殊ガス(特定高圧ガスや半導体材料ガス)や化学物質・薬品の運用管理規程を再整備し、社員や地域の災害・事故防止に努めています。
また、近隣からの苦情については、(1)異常を発生させない(2)万一発生させた場合は被害の最小化と確実な情報開示を基本に、日常点検・監視測定とともに、毎年、緊急時対応訓練を行っています。

環境リスク管理体制

具体的な取り組み

(1)グループ相互による環境監査の推進

デンソーでは、環境監査・パトロールなどのグローバルQC診断に、グループ生産会社同士による「相互環境監査」を組み入れ、総合的なリスク低減を図っています。

グループ相互環境監査・改善活動の展開

(2)ISO14001環境監査 [(株)デンソー(日本)]

環境マネジメントシステムのPDCAサイクルの中で、継続的な活動改善や環境データの信頼性を点検するのが、内部監査と外部審査です。
デンソーでは、内部監査で約400項目を点検する自己監査とともに、事業所が互いにチェックする監査により精度の向上を図っています。また、監査時にベストプラクティス(優秀事例)を抽出し、事例を社内イントラネットで共有して活動のレベルアップにつなげています。

ISO14001環境監査結果(2016年度)

監査対象(12事業所) 件 数
外部審査 不適合(軽微な指摘) 3件
観察事項 24件
内部監査 改善指導 5件
改善アドバイス 49件
内部監査員(延べ人数) 93名

気候変動リスクマネジメント

製品の開発設計から調達・生産・物流・販売までの事業活動全般にわたって、気候変動リスクは存在し、影響しています。気候変動に関係するすべてのリスクにおいて、リスクはチャンスと捉え対応し、事業の継続・拡大を続けています。
デンソーでは、そのようなリスクと機会を分析・評価し、各ライフサイクルのステージでCO2排出を減らしています。
全社組織である環境委員会で気候変動関連のリスクや機会を共有し、長期や短期の対応策を定め、関係部署で実施します。